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2006年の活動
 12月  10月  9月  7月  5月  3月  2月  1月

 

<第39回>

日 時: 平成 18年7月23日(日) 14:00〜17:30

場 所: 社会福祉法人浴風会
     高齢者認知症介護研究・研修センター2F
      TEL:03−3334−2173

内 容: 

1.<代表挨拶・事務連絡等>

愛全苑 佐藤悦子氏  愛全苑 川戸由美氏 

 在宅の高齢者に対して、介護予防・健康維持・予防医学を通所サービスの中に取り入れ、通所の中で「栄養ケア・マネジメント」の展開をしていくことを国は決めました。厚生労働省は緩和策を考え、通所事業所や介護保険施設に通達文を出したのですが、管理栄養士まで伝達されていないのが現状です。

 今回は、厚生労働省老人保健事業推進等補助金「施設及び居宅高齢者に対する栄養・食事サービスのマネジメントに関する研究会」で主任研究者を務められた杉山みち子先生をお招きしました。介護保険制度で管理栄養士に与えられた「栄養ケア・マネジメント」のチャンスを率先して事業展開できるように、一緒に勉強していきましょう!(代表 佐藤悦子)

 

2.<講演>
テーマ:『栄養ケアマネジメントの現状と今後の課題
講 師: 神奈川県立保健福祉大学
     保健福祉学部栄養学科 教授 杉山みち子先生

杉山みち子氏 神奈川県立保健福祉大学

●栄養ケア・マネジメントの基本的概念と構造
マネジメントは目標を達成するための機能であり、
その目標を達成するためには、計画を「 立案」「実行」「評価」「改善」することの繰り返しが必要。

継続的な品質改善活動は、プロセスやシステムの評価に基づき、全体としての機能を改善する活動。そのためには、部門を越えた協働活動が必要。

●介護保険法改正法施行による介護保険施設における、栄養ケア・マネジメント(NCM)の体制や業務の実態及び3ヶ月後の低栄養状態改善状況を把握することを目的とした調査結果では、多職種協働によるNCMの取り組みにより、低栄養状態の改善に対する栄養ケア・マネジメントの有用性が示唆された。

●居宅高齢者への栄養ケア・マネジメントでは、地域包括支援センターのケアマネジャーと管理栄養士が密接につながり、地域から低栄養状態のある者を把握していくとよい。医師や民生員、薬局などとも連携を!

事前アセスメントなど訪問が必要な場合も多く、現状はボランティアになってしまっているケースもあるが、いかに次につなげることができるかが大切。

●これから3年間の取り組み
*栄養ケア・マネジメントを担う専門職の育成
*エビデンスの収集、分析、報告
*連続的・包括的なNCM体制の構築とマネジメントの事例の提示

 

3.<自由討論会>
テーマ:『杉山先生に本音で質問してみましょう!』 

神奈川県立保健福祉大学 杉山みち子氏Q:厚生労働省から出された栄養ケア・マネジメントのフォーマットについて、実際の使いやすさなどはいかがなものか?

A:教科書的に示されたものなので、専門職として必要なところを応用して使ってほしい。「こういうことをしたので、こういう結果になった。」というように、成果がわかる書き方をしてほしい。書き込むだけでなく、しっかりモニタリングしていくことが大切!

Q:ユニットケアではそれぞれのユニットで盛り付けをするため、ペーパ神奈川県立保健福祉大学 杉山みち子氏ー上で数値を出しても、実際にその通りに盛り付けられて食べているとは限らない。また、家族が持ち込む菓子などは把握できないので、どう管理していったらよいのか?

A:問題があれば体重に出てきます。コミュニケーションの在り方やシステムを改善して、職員でアイデアを出していきましょう。

Q:褥瘡がある方に補助食を与えようと思っても費用の問題がある。医療費で出ないものは個人負担になってしまう。

A:現在の介護用商品が、本当に介護に必要かどうかを研究する必要がある。メーカーと施設が一緒になってしっかりとしたエビデンスを示し、介護保険の適用になるかならないかを早急に研究してほしい。

など、会場からの質問に時間いっぱいお応えいただいた。

 

3.<展示>

今回は食品メーカーも集まり、商品の展示・説明、サンプリングなども
休憩時間などを用いて行われた。

介護食品メーカー 介護食品メーカー