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2007年の活動
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<第44回 在宅チーム医療栄養管理研究会>

日 時: 平成19年9月16日(日)14:00〜17:30

場 所: 社会福祉法人浴風会
     高齢者認知症介護研究・研修センター3F

内 容:

1.<代表挨拶・事務連絡等>
佐藤悦子先生(在宅チーム医療栄養管理研究会代表)
栄養ケアステーションの実現に向けて、実績を積み上げ、データを蓄積し、世の中に呼びかけていきましょう!また、次回の症例発表会も充実したものにしていきましょう!と、挨拶があった。

2.<講演>

在宅訪問リハビリとチームケアの必要性
三秀会羽村三慶病院
リハビリテーション科科長
佐藤文雄先生(理学療法士)

理学療法士の仕事、医療保険・介護保険制度におけるリハビリテーションの現状と問題点などについて解説してくれた。
病院でもリハビリに関しては、地域に目を向けていこうと意識が変わってきているとのこと。退院後の機能能力の向上、生活能力改善にリハビリは重要だ。リハビリをするだけの基礎体力を持つためにも、栄養は欠かせない。地域での健康管理、運動機能維持・向上のため、栄養士とリハビリ職員がタッグを組み、チャレンジしていきましょう!と、呼びかけた。

高齢者食生活改善事業について
西東京市役所保谷庁舎
保健福祉部高齢者支援課地域支援係
菅志伸先生(保健師)

西東京市は都心へのアクセスがよく、現在でも年4,000人程度の人口増加が見られる。高齢者人口も同様に増加している。今年6月より「高齢者食生活改善事業」が実施され、現在まで3ヶ月間の経過報告をしてくれた。
対象は、介護保険の居宅療養管理指導に該当しない、もしくは該当するが何らかの理由で受けることができず、高齢者支援課長が栄養相談を必要であると認める、おおむね65歳以上の者とその家族。また、同様の条件で第二号被保険者で介護認定を受けたものとその家族。
当研究会の会員である平松慶子氏(管理栄養士)が担当している、家庭訪問による栄養相談では、3割の方が居宅療養管理指導を検討または移行中であり、栄養指導の需要が在宅に多く潜在していることが見えてきたそうだ。今後の事業展開に注目していきたい。

3.<症例検討

脳出血後遺症(左片マヒ、高次脳機能障害、構音障害)の60代前半の女性。要介護3。主介護者は仕事を持っている夫。H17年退院時の体重は53kg、H19年現在69kg(最大時72kg)。食べることが好きで、家に居ることが多い。既往暦には視床出血、高血圧症、高脂血症、便秘症、うつ病がある。その他血液データ、3日間の食事内容なども示された。

4グループにわかれ、グループで検討し、最後にグループ代表から発表があった。医師、栄養士、理学療法士、保健師、学生と、参加者それぞれの立場から見える問題点や意見、今後の働きかけなどが論じられた。